アルコール依存症で入院体験Ⅳ

Ⅲの続き・・・!

入院二日目の朝、いつも通り4時半頃に目を覚ましました。

ここにいることがとても変に感じていました。

その病院は6時に起床。

6時半から瞑想・ラジオ体操・朝食といったスケジュール。

しかし、朝から検査があったので、朝食は抜き。お腹が空いたまま、

脳のCT、胸部レントゲン、エコー検査をこなし、病室に戻って点滴開始。

午後からはプログラムがあるのですが、点滴をしてるのでそのまま病室にいました。

夕方、18時から瞑想・夕食。院長の指示でまだお粥。でも、久しぶりにまともに食事ができ、お粥がとても美味しかったのをよくおぼえています。

翌日、お風呂の日。初日・二日目に入浴できなかったので、一安心。この日は、断酒会の方々が病院を訪問してくれて、人生で初めて他人の厳しい話を聞きました。

「入退医院10回」「飲酒による大腿骨頭壊死による歩行障害」「知人がアルコール依存症で亡くなった」など、衝撃的な話ばかりでした。

それらの話を聞いていると、「私なんかまだまだだなあ」と思ってしまいました。

 

夕食を終えると、就寝まで自由時間。この入院中、本当に久しぶりにゆっくりと読書することができました。読書と言っても漫画あり、小説あり、特に集中したのが、「アルコール依存症」関係の本。時間はあるので、じっくり・ゆっくり読むことができ、大いに勉強になりました。

飲酒しないと不思議とチョコレートが食べたいという欲求が強く、売店で結構な量のチョコを購入し、食べながら本を読んでおりました。

 

入院中、最も困ったことは、隣のベッドの住人のいびきです。隣は、必ず私より先に寝るので、いざ寝ようとすると、それは恐ろしいほどの音量のいびきが隣から鳴り響いてくるのです。そのせいで、毎日数時間は眠りに入ることはできませんでした。

 

Ⅴに続く・・・!