アルコール依存症で入院体験Ⅴ

Ⅳの続き

断酒会に引き続き、AAの方も病院訪問してくださいました。断酒会では、メンバーが体験談を話した後、聞いている我々も短時間ですが話を促されました。でもAAでは時間内、メンバーの方々のみの話でした。ことちらもやはり、かなりヘビーな内容で正直怖くなったのをよくおぼえています。

入院した週の土曜日、院長に呼び出され、検査の結果を告げられました。

問題点は2つ。

1つは、白血球数が1万2千個ほどあったこと、

1つは、脳のCTからかなり萎縮しているとのこと、

特に、脳の萎縮に関してはかなりショックでした。

院長曰く、「この萎縮具合からすると、いままでのような複雑な作業は難しいと思う。また、入院せずに飲酒を続けていたら、確実に死んでいただろう。ただ、萎縮に関しては、数年断酒を続ければある程度元に戻るだろう」とのことでした。

今回、ショックを受けたものの中で、この萎縮が一番の出来事でした。

 

土・日は特にプログラムはなく、一日読書にふけっていました。

ベッドが硬いのと隣のいびきがうるさいのを除けば、心身ともにかなり休むことのできる入院生活でした。

 

Ⅵに続く・・・!